‘使用上の注意’ カテゴリーのアーカイブ

ハサミの刃元

2015 年 9 月 14 日 月曜日

刃元

 

ハサミの刃元は、刃のネジよりのところです。

そんなこと説明しなくても、みんな知っていますね(^_^)

刃元の特徴として、

・刃先に比べて、力強く切れる。
・刃元に行くほど、すべりやすい。

ということがあります。

そんなことも説明するまでもなく、みんな知っていますね。(^_^)

では、

もしかしたら、

知らないかもしれない話。

私たちがはじめに使っていた、小学校のときの文房具ハサミ、、、

これって、

基本的に、あまり切れないです。

なのでダンボールを切る時など、

親指を深く入れ押し出すように切るクセがあります。

このクセのまま、

理美容のハサミと使うと、「押しグセ」になります。

押しグセが強いと、、、

ハサミに跡というか、傷というか、、ができます。

これが出来る場所が、刃元です。

 

 

ベアリングが入っているといい?!

2015 年 9 月 10 日 木曜日

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正直に言います。

営業マン「ベアリングが入っていると、高く買ってもらえます。」

美容師「開閉がしやすいですね。」

研ぎ屋「それベアリングが効いてませんよ」

どれも正しいです。

1.ベアリングが入っていると高価

ベアリングが入って、高価になるハサミは多いです。

3つも入っているから、10万以上するのは当然だ!

という意見もあると思います。

なんてったって、ベアリングが入っていると、

良さそうで少年の魂がワクワクしてきますよね。

2.開閉がしやすい。

そもそもベアリングは、摩擦を減らすための部品です。

自転車の車輪の軸のところとかに入っています。

ハサミには入っているものと、入っていないものがありますね。

そして、

ベアリングがあるために開閉がしやすいです。

が、そうでないものもあります。

3.悪い感じに入っているベアリングの入ったハサミ

「しょうがない」ですかね?

多くの研ぎ屋さんが感じていると思いますが、

「ベアリングが入っていないハサミのほうがいい」です。

それは、

・ベアリングが入っていても、ほとんど効果がない。

・ベアリングが入っていても、全く効果がない。

・ベアリングが入っていて、逆に悪い。

ということがあります。

このベアリングって、

たまにサビが出ているものがあります。

扱いが悪いのか、あまり使わずに放置していたかわかりませんが、

錆びてしまうと、逆に開閉がスゴく重くなってしまうことがあります。

こうなると簡単には治らないですね。

また、ベアリングが入っているために、先端に力がないというハサミもあります。

これは造りの構造的な欠陥ですね。

せっかく、高価なハサミを買ったということで、切れるのを期待しているとは思うんですが、、、

こういうのは、研ぎの良し悪しではどうすることもできないですね。

また、

研ぎ込んでくると、急に刃先が切れなくなるパターンもありますね。

「あれ?研ぐ人が腕が落ちた?」って感じると思います。

でも、

ベアリングを取れば、普通になります。

研ぐ立場からすれば、

お客さんのハサミだし、

わかっていても部品をとるという決断はしにくいものです。

もちろん、構造的にきちんとしているメーカーもあります。

「不思議なハサミ、、、」のメーカーさんもそうですね。

刃中

2015 年 9 月 10 日 木曜日

刃中

黄色のところが刃中です。

刃の先が刃先で、

刃の元のほうが刃元、

で、

その間が刃中です。

あまり使われませんね。

だからこそ!

「あの~刃中が切れにくい、、、」みたいなことを

言うと、

おっ!このひとハサミを知っている人かも!

って思われて、一目置かれるんじゃないでしょうか!

ちなみに、

上手なひとって、

刃中をうまく使う人かもしれません。

というのは、

刃先ってどうしても使わないわけには行かないので、

上手に使うのは当たり前で差がつかないので、

(もちろん、差はあるのでしょうが。)

あまり使わない、刃元とか刃中が重要になってくる気がします。

ちなみにセニングは、刃元は使わない方がいいです。

なぜ刃先が切れなくなるか?

2015 年 9 月 9 日 水曜日

刃先

まずは、刃先の説明から。

と言っても、

「常識っしょ!」

という声が聞こえてきそうです。

刃の先端。

先っちょです。

または、ハサミの刃のネジから遠いところです。

刃先の特徴として、

1.刃元に比べて、繊細に切れる。
2.刃元に比べて、よく切れない
3.刃先に行くほど、毛が切るときすべりにくい。

ということがあります。

なぜ、刃元に比べて、刃先が切れなくなるのが早いのでしょう?

「刃先を良く使うので、刃先が良く切れなくなる。」

と言う話があります。

やはり使う立場の方からすれば、

「良く使う=消耗が激しい」ということになるかと思います。

確かにそういった一面もあります。

例えば、

刃先がよく切れないというハサミでは、

刃先に小さな刃こぼれがあることが多いです。

何かの拍子で、

刃こぼれをさせてしまったのだと思います。

例えば、

・コームをかんだ!

・シザーケースで隣のハサミにぶつけた!

・開いたまま台に置いた!

・硬いホコリやゴミのついた毛を切った

などです。

逆に、

とてもキレイにつかったとします。

ハサミの構造を考えたとき、

同じようにダメージを受ければ、

刃元や刃中より、

刃先が切れないのです。

刃先のほうが力が伝わりにくいからです。

「てこの原理」です。

ドライカット用のハサミの注意点

2015 年 9 月 8 日 火曜日

ドライカット

ドライカットは、乾いた毛のカットのことではありません!!

重要なので、くりかえします。

ハサミ選びで、ドライカットは乾いた毛をきることではありません。

ハサミ選びでは、ドライカット=ストロークカットとスライドカットです。

ハサミの世界で言うと、

ストローク・スライドなどハサミを動かす使い方と、

ブラントなどでハサミを動かさない使い方と、

刃付けを替えます。

(もしかしたら、替えないところもあるかもしれませんが、

 引っかかりが少なく、変えた方が使いやすいです)

では、乾いた毛をブラントで切るときは、なにかっと何だ?

ハサミ選びの正解で言えば、ブラントです。

このときハサミに求められるのは、

 ・毛が逃げない。

です。それで優しく切れて、永切れしてくれるとよりいいです。

では、濡れた毛をスライドさせて切るカットは?

ハサミの世界であれば、スライドカットです。

このとき、ハサミに求められるのは、

 ・ひっかからない。食いつきが少ない。

です。どちらかというと、ブラントの反対です。

ちょっと複雑だと感じるかもしれませんが、

優秀なハサミ屋さんを見つけて、使い方など相談に乗ってもらうといいですね。

ハサミの寿命について

2015 年 9 月 7 日 月曜日

「ハサミに寿命はありますか?」

意外とよく聞かれる質問です。

シンプルな質問ですが、だからこそ奥が深い、、、すごく深い質問だと思います。

□シンプルな回答

寿命はあります。

悪いハサミほど、早く寿命がきます。

□複雑な回答

複雑バージョンの回答です。

ハサミの寿命はないです。

昔のハサミはありました。

あなたが生まれる前くらいのハサミです。

50年前のハサミは、ハガネと軟鉄と貼りあわせて作られていました。

着鋼」という技術ですね。

このハサミは、研ぎ込むとハガネがなくなります。

この時が寿命でした。

しかし、今のハサミは、刃全てがハガネです。

どんなに小さくなろうと、ハガネなので、切れます。

なので、寿命はないです。

□より複雑な回答

さらに複雑バージョンの回答です。。

このHPを見てしまうような、

とても勉強熱心なアナタ向けにお伝えします。

または、

おしりをかきながら、

ビールを片手に、たばこを吸っているアナタも大丈夫です(笑)

(そうでないかたは、読むと分けわかんないので、読まないで下さい。)

ハサミの寿命があるか?という質問ですが、

プロの理美容師さんのレベルというと、

複雑で、いろいろ確認しながらすすめる必要があります。

まず、

プロレベルの

切れる切れないの確認です。

プロのハサミが

切れないというのは、

よく切れないので、「仕事にならない・・・」という意味ですよね!

毛が折れてしまって全く切れない・・・ということでなくて、

無理すれば、切れる・・・くらいですよね。

で。

このプロレベルでみたとき、

寿命はあります。

通常、研ぎに出すと、切れ味は100%復活するものです。

(まあ、

 中には100%でなくて、

 200%よくなったり、

 50%だったりあるかもしれませんが、、)

はじめ100%復活していたのが、

研ぎ込むと、100%でなくて、80%くらいになります。

80%くらいだと、我慢できると思います。

更に

研ぎ込むと・・

切れなくなる時期が早くなります。

例えば、

新品に近い頃の場合。

はじめ・・・切れるハサミは、やっぱり仕事が早くていいなあぁ。

2週間後・・・オオタさん、いい仕事してくれたね。ビンビンきてるよ!

1か月後・・・絶好調でないけど、まあこんなかんじだろう・・・

2ヶ月後・・・まあまあ・・・

3ヶ月後・・・まあ

4ヶ月後・・・違う、、、切れるけど違う、、、

6ヶ月後・・・早く研ぎたいなあ・・・研ぎたいけど粘るか・・・

寿命間近になったときの場合

はじめ・・・切れるハサミは、カットがうまくなった気がして、サイコー

2週間後・・・オオタさん、相変わらずいいね。

1か月後・・・まあ、使えば切れなくなってくるよね

2ヶ月後・・・ハガネが、弱くなってきているのかなぁ・・・

3ヶ月後・・・あれぇ!!? もう終わり?

ポイントは、ハガネが弱くなってきているのかも?と感じるところです。

実際は、

ハガネが弱くなってきているというよりは、

ハサミの作りがヘタっているイメージです。

んー。わかりにくいですね。

例えば、

自転車でも長い間使っていると、

サビがでて動きが弱くなったり、

タイヤが減ってきたり・・・そういういったイメージです。

専門的に言えば、裏刃が広がっていてウラスキが浅くなっている状態です。

この状態だと、開閉が重くなったりしています。

対策は、オーバーホールです。

ハサミのオーバーホールみたいなことをすると、新品レベルに復活します。

「じゃあ。

研ぎ込んで、

針みたいに細くなっていても、

復活するんだな?」

って、

言っちゃうアナターーーーーーーーー!!

はさみとして使うより、

小さな穴を明けて、

針として使いましょう(笑)

動刃とは、

2015 年 9 月 7 日 月曜日

動刃の説明

上の写真では、下の刃。

動刃は、親指を入れる方の刃です。

理美容ハサミの開閉の基本は、

静刃を動かすことなく完璧に止めます。

動刃のみを動かせます。

つまり親指だけの動きで髪を切ります。

そうすると、まっすぐ切りことができます。

(「うちは正刃の方も動かして切るんだよ」というサロンもありましたが、珍しいケースです。)

静かにしている方の静刃とは、

2015 年 9 月 3 日 木曜日

静刃の説明

全然関係ない、一般人の方へ!

理美容のハサミは、指穴に親指と薬指を入れます。
(プロのハサミは親指と中指ではなく、薬指で持つんです。)

そして、親指だけを動かして、薬指を動かさないで使います。

「え~、そんなことをしてたら、指がツリそー!」

って思うかもしれませんが、練習すれば出来るんです!(笑)

すべての理美容師さんは出来ますよ!

さてさて、

静刃は、薬指を入れる方の刃のことです。

写真の模様が入っている方は、動かさないで開閉をします。

まったく動かないで、ピタッと止まっているといい仕事ができるそうです。

ちなみに、もう一方は、動刃です。。

スライドカット

2015 年 9 月 1 日 火曜日

スライド

スマホを操作するとき、

指でスライドさせることがありますね。

特にパズドラをやると、スライドしまくりですね!

さてさて、

今回はスライドカットについてです。

美容師さんから

「上から下にスライドするときに、ハサミに多少の重みがあると、スライドさせやすい」

という声を聞きます。

この時のハサミは笹刃を使いことが多いです。

が、笹刃でなくてはいけないというわけではありません。

刃付けは、

毛にひっかからないような、

“切れないように”という刃付けのリクエストが多いです。

普通の柳刃でも刃付けを気をつければ、それほど違和感無く使えるようです。

ストロークカット

2015 年 8 月 29 日 土曜日

ストローク

ハサミ屋的に、、、です。

美容師さん的にではなく、ハサミ屋的にです。

ドライカットとは、

乾いた毛をきることではありません。

ハサミを動かしながら切るカット方法です。

なので、

ストロークカットはドライカットです。

ストローク(stroke)の意味は、

振り子の動きのような反復運動のひとつの動きのことを意味。

メトロノームもストロークしていますね。

ストロークカット用ハサミは、

細身の笹刃タイプが多いです。

さらに刃付けは、

毛にひっかからないような、

“切れないように”という刃付けのリクエストが多いです。

ハサミは笹刃を使いことが多いですが、

笹刃でなくてはいけないというわけではありません。

普通の柳刃でも刃付けを気をつければ、それほど違和感無く使えます、、、、

って言っている美容師さんは多いです。

たまに、ウェット、ドライ両方いける!というハサミもあります。

その根拠があいまいなものが多いので、確認しておく必要があると思います。

確かに上手な方が丁寧により神経を使って仕事をするのであれば、問題ありません。

そうでない場合は、ウエット専用、ドライ専用のはさみを持っていたほうが確実に使いやすいし、毛に対する負担も少ないです。

意外と知られていないのが、ハサミの材質です。

ハサミにも、硬いもの軟らかいものがあります。

髪の毛の中には、とても硬い毛もあり、使い方しだいでハサミが負けてしまうこともあります。

そんなことがないように、ドライで使うハサミは特に、硬いタイプの鋼材を使ったハサミが合っています。