‘鋼材’ カテゴリーのアーカイブ

ダマスカス鋼っていいんですか?

2016 年 4 月 22 日 金曜日

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こんにちは

オオタです。

こんなお問い合わせを頂きました

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はじめまして。
ダマスカス素材のシザーを探しているのですが、
ウェットの状態でベースカットとして使いたいのですが、
素材的にベースカットに適しているのか?

あとおすすめのダマスカスのシザーなどあれば教えていただきたいです!

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ダマスカスですが、
ハサミの材料の場合、何種類かあると思います。

何種類か研がさせて頂いていたことがあります。
その中に、柔らかいものと普通のものがありました。

柔らかいものは正直避けた方がいいと思います。
なぜなら、すぐ切れなくなるくらい柔らかいからです。

ただ、
大半が普通のものです。
見た目が特徴的ですが、刃物の材料としての特性は他の材料と同じような感じです。
特に意識する程でもないかと思います。

造りで選びたいところですが、それもなかなか難しいので、営業窓口となる方で
選んでもいいかと思います。

と返信しました。

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ダマスカスとゆう素材を最近になって知ったところで、
日本刀に近い切れ味ってゆうところに惹かれて
(個人的に日本刀が好きなので笑)調べていて、
『○○』とゆうメーカーを知ったんですが、
もし知っていたらどんなかんじか教えてほしいです‼
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○○ですか、○○と呼ばれている鋼材に近いです。 
一言で言えば、普通ですね。 
 
積層という技術が日本刀と似ているということかと思います。 
 
日本刀で切ったことがないのですが、 
ハサミは2枚の刃の組み合わせなので、 
比べるのは難しいかもしれませんね。 
 
材料についてですが、 
日本刀の鋼材は玉鋼(たまはがね)というものです。 
一方ハサミは、コバルトとかモリブデンとか、クロームとかいろいろ入っている合金です。
ダマスカスも合金です。 
材料という面からみると、玉鋼からは遠いと言えるかもしれません。 
 
見た目の存在感はいいですね。 
日本刀の刃紋は、細かくてあまりはっきりしていませんが、
ダマスカスの方がはっきりしていますね。 
かっこいいです! 

と返信しました。

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ちなみに、玉鋼を使ってるシザーってあるんでしょうか??
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またまた、
良い質問ですね。

恐らく、
ないと思います。 

作ることは出来ると思いますが、 
材料の手配、道具の手配、職人の手配など、大変すぎます(笑) 
価格もかなり高価になると思います。 
 
ハサミとしては、 
よく切れると思います。 
しかし、すぐ切れなくなると思います。 

と返信しました。

ちなみに
日本刀って、本来「武器」です。

しかし、実際は日本人の精神の象徴ってことになっています。

武器としての役割は、
戦がなくなった江戸時代には不要だったのです。

武器として、刃物としての良し悪しは室町時代の日本刀がよいとされています。

江戸以降の日本刀は、日本人の精神の象徴的にいいという、、、、
つまり、見た目がよしあしが日本刀の良し悪しになっているということです。

逆に・・・・
理美容のハサミは、
プロの使う道具なので、
見た目以上に切れる切れないは重要なポイントです。

刃物という面では同じですが、
道具という面からは、かなり違うものですね。

五重塔と桜とハサミとステンレスの話。

2016 年 4 月 7 日 木曜日

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こんにちは

オオタです。

京都といえば・・・

五重塔

ハサミ

ですね!

ということで、

駐車場代1,000円、

参拝料600円を払って、

ハサミをもって、

世界遺産の醍醐寺に行って参りました!

ハサミを手に記念撮影をしてきたわけですが、、、

それを見た

中国人観光客が

「ちょっと、見てあるよ。

あの日本人ハサミ持って写真とってるあるけど、、

なんかのご利益があるあるよ!」

と言われても良さそうですが、みなさん桜の記念撮影に夢中でした。

さ、

て、

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ステンレスの話です。

流し台のステンレスとステンレス刃物のステンレスは違うという話です。

流し台のステンレスは、硬いです。

でも、柔らかいんです。

空手チョップをすると、凹んだりするくらい柔らかいです。

チョップが嫌な人は、ヒザ蹴りでも曲がると思います。(笑)

で。

ステンレス刃物の場合は空手チョップをすると、

手が砕けるくらい硬いです。

刃物なので、硬いのです。

硬いから、モノを切ることが出来ます。

鉄に炭素が混ざっていると硬いです。

炭素を混ぜるというのは、↓こんなイメージですかね・・・

焼入れ

ってことで、

ステンレスと言っても、

刃物になるステンレスとならないステンレスがありますよっ!っていう話でした。

じゃ。

また!

 

ハサミの知識22 ステンレス

2016 年 4 月 5 日 火曜日

患者:ちょっとだけでいいから、おしりさわらせて。

ナース:ジジー!今度言ったら、グーパンチ!!

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こんにちは

オオタです。

歳をとったら、このくらいのことは言っても、笑いがおきるヘルパーさんにお風呂に入れてもらいたいものです(笑)

さ、

て、

今回はステンレス。

ステンレスって、

これの材料のことです。

imgres

(ステンレス流し台)

日清焼きそばUFOのお湯を捨てると、ボコッ!って音がなるヤツです。

銀色の鉄のことです。

で、

このステンレスの意味ですが、

正式には、ステンレススティール。

ステン(さび)+レス(無い)+スティール(鉄)

です。

そもそも

鉄って、すぐサビてしまうものです。

なので、

サビないようにしたい。

で、

錆びない鉄ということで考えられたのがステンレス!

「クローム」という物質を鉄に混ぜると、錆びにくくなるということで、

ステンレスができました。

でもね。

流し台のステンレスと刃物のステンレスって違うんです。

これは次回に。

じゃ。

また!

ハサミの知識21 全鋼(ゼンコウ)・着鋼(チャッコウ)

2016 年 3 月 29 日 火曜日

天の声:キリンさ~ん、何やっているの?

キリン:エアーシャンプー

天の声:えっ (・o・)

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こんにちは

オオタです。

どちらかと言うと、キリンさんよりは、お馬さんが好きです(笑)

深い意味はありません。

さ、

て、

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全鋼(ゼンコウ)・着鋼(チャッコウ)のお話です。

シンプルに表すと、

・全鋼=全部が鋼。

・着鋼=鋼+軟鉄、鋼に軟鉄を貼り付けている。

です。

全鋼というのは、わかりやすいです。

全部鋼ということです。

着鋼というのは、刃のところは鋼で、刃ではないところ(峰)は軟鉄です。

鋼というのは硬いので、もろいです。

もろいというのは、折れやすかったり、欠けやすいです。

軟鉄というのは、粘りです。

折れにくく、欠けにくいです。

また、

鋼は削りにくいです。硬いからです。

軟鉄は削りやすいです。柔らかいからです。

むかし、

鋼を削る道具にいいものがなかった頃、

鋼を削るのに時間がたくさんかかりました。

たくさん時間がかかりすぎて、ハサミをたくさん作れない!という問題があります。

少ししか作れないから、高価になる、、、、という感じです。

逆に着鋼の場合、

鋼の部分は削るのに時間がかかりますが、軟鉄の部分は時間がかかりません。

その分早く作れるので、全鋼よりはたくさん作れます。

なので、安く大量に作りやすいです。

ただ、

これは昔の話しです。

今は鋼を削るに技術の進歩があって、それほど差がなく研磨できます。

なので、

99.99%が全部鋼の全鋼です。

ちなみに、

鋼と軟鉄を貼り合わせるというのは、アロンアルファなどの接着剤ではなく、、、

熱で貼り付け、ハンマーでバシバシ叩いて、熱と圧でくっつけるそうです。

じゃ。

また!

 

ハサミの知識20 鋼とは

2016 年 3 月 25 日 金曜日

父:オレの好きなおしりはこの子だな。

母:あら、いやだ。アタシのおしりに似ているわ。

子:父さん、母さん、子供の前でそういう話はやめてくれよ。

母:そうね。お父さん。

父:あっはは!

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こんにちは

オオタです。

今回もしょうもない、妄想をしてしまいました。

とはいえ、こんな家族、平和でいいですね。

さ、

て、

鋼の話です。

鉄の材料ってことで、鋼材っていいます。

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説明は色いろあるんですが、、、

まず、鉄について。

鉄は金属です。

鉄は茶色にサビます。

硬いです。

頭にぶつけると、血がでるくらい硬いです。

がしかし!

純粋な鉄の場合、意外と硬くないです。

この純粋な鉄というのがポイントです。

純粋な鉄というのは、鉄100%という意味です。

純金に対して、純鉄といったところでしょうか。

純鉄は、柔らかいので固くするために炭素を混ぜます。

鉄+炭素で、鋼になります。

鋼は硬いので、包丁とか日本刀とか、、、ヤリとか、ナイフとか、、、ハサミにもなります。

さらに

クロームを混ぜると、ステンレスになります。

ステンレスa=鉄+炭素+クローム

という式になります。

ちなみに

ステンレスb=鉄+クローム

です。

この違い、わかるでしょうか?

ステンレスaが、刃物のステンレス

ステンレスbが、刃物でないステンレス。

ステンレスaのことをスレンレス刃物ということもあります。

この辺が少しわかりにくいところです。

そろそろ、お腹が空いてきたので、、また次回に(^^)

じゃ。

また!

 

 

粉末系の鋼と節分とハサミ

2016 年 2 月 1 日 月曜日

 

おぉっきい。

下ネタじゃないですよーーー!(笑)

恵方巻きはさみ

こんにちは

オオタです。

いつの頃からか・・・

恵方巻きが全国的に広がっていますね。

無言で食べる意味がわからず、、、馴染めていません(笑)

さ、

て、

粉末系の鋼とは?

粉末系の鋼って、何でしょうか?

鋼の技術のひとつに「粉末冶金(ふんまつやきん)」という技術があります。

この技術を使って、

「粉末○○鋼」といった鋼があります。

○○パウダーとか、、、

○○ゴールドとか、、、

も粉末系です。

これらの鋼の特長は、目が詰まっているような感じです。

切った感じですが、他の材料のハサミと比べて、乾いていてもウエットで切っているような感じになります。

どのくらい濡れているような感じで切れるかというと、

“少し”です。

まあ、正確に言葉にはできないので、

じっさいに使ってみるといいですね。

これらの粉末系のハサミは永切れするという印象があります。

もし、

あなたみたいに

はさみの使い方がきれいで、

落としたりせず、大切に使っているとしたら、

ハサミの研ぎ屋さんが今の1/10くらいになってしまうかも・・・なんて思います。

あと、

硬い毛にも強いですね。

ドライ用ならこの鋼材もいいですね!

じゃ。

また!

 

 

 

ダマスカスシザーをご存知ですか?

2015 年 12 月 15 日 火曜日

「おにいちゃん。

今年は、僕のところにサンタさん、来るよね。

ハダカにエプロンのおねえちゃんサンタさんがいいんだけど・・・」

「お兄ちゃんも、信じているよ」

ダマスカス

 

 

こんにちは

オオタです。

僕は、ハダカでなくてもいいです。だから来てください(笑)

さ、

て、

ダマスカス鋼です。

そもそもダマスカスって、都市の名前です。

シリアです。

最近話題のイスラム国とか、ISとか、、、あのへんです。

ちなみに、

シリアという周辺地域って、

鉄の武器が初めて使われた「ヒッタイト」という民族が歴史的に有名です。

ある人が言っていたのは、

ダマスカスって、

積層が得意な鋼材メーカーさんが作っていて、

その鋼材をたまたまダマスカスって名づけたら、

派手な模様なので、ヒットしたんじゃない。

とのことでした。

理美容のハサミの“ダマスカス”ですが、

研いで思うのは、

正直、普通です。

見た目は綺麗な模様です。

研いだり切ったりするには、普通です。

でも、

それって、

言ってしまっては、

いけないことかもしれませんね・・・・

まあ、でも・・・ですね。

よく切れるハサミを探しているから、

ダマスカスは必須という考えで、

ハサミ探しはしないほうが良いハサミと出会うチャンスは広がると思います。

じゃ。

また。

ハサミは鉄からできている

2015 年 12 月 14 日 月曜日

 

「しんけん、

しらは 取りっ!はっ!」

真剣白刃取り

こんにちは

オオタです。

昨日はたこ焼きを作りました。

何個も食べていると、

たこ焼きのソースがしつこく感じるんですが、

で、ケチャップにしたり、マヨネーズだったり、お酢だったり、、、

いろいろ試しています。

さ、

て、

ハサミは鉄から出来ていますが、

その鉄について調べてみました。

鉄という字は、

正しくは、鐵と書くそうですね。

で、

これは

哉みたいな字 「切る」という意味

呈 「現れる」という意味

だそうです。

つまり、

切るとキレイに出てくる感じで、、よく切れる金属って言う感じですかね。

「金+岡」です。

岡は「堅い大地を意味で、硬くて丈夫な物」を表しています。

まあ、堅い話はこの程度にしておきましょう(笑)

じゃ。

また!

ハサミ「製鉄所で、どうやって鉄にするんだ?」

2015 年 12 月 10 日 木曜日

 

「バナナみたいな○○○が出たよぉ~」

、製鉄所で、どうやって鉄にするんだ?」

 

こんにちは

オオタです。

(いきなり下ネタかいっ!)

そんなツッコミが聞こえて来そうですが、

鉄の話の続きです。

鉄のもとは、鉄鉱石で、船に乗って日本にやってくるという話でした。

ちなみに、

日本刀で有名な、玉鋼というのは、日本の砂鉄からつくられています。

根っからのメイドインジャパンということですね。

さ、

て、

海外からやってきた鉄鉱石は、

製鉄所に運ばれます!

鉄は重たいので、船が横付けできるくらい海の近くに製鉄所があります。

製鉄所の大きさは、東京ドームの約150個~260個分です。

よくわからないけど、馬鹿でかいということですね。

さ、

て、

船から鉄鉱石を降ろしました。

このとき、鉄鉱石の鉄って50%くらいで、ほかは不純物だそうです。

この不純物を取り除いて、鉄板にするのが製鉄所の仕事です。

で、

その後、鉄鉱石はコークス(石炭)や石灰を混ぜて溶かし、ペレット状のものにします。

そうすることで、不純物を取り出しやすくなります。

さらに、

これを大きな釜で溶かします。

ドロドロにします。

これを取り出して、大きい金塊みたいな形に固めます。

この金塊みたいな形を鉄板にしたり、鉄線にしたり、、、さらに加工します。

そして、

船に乗せて出荷されます。

この船は、

自動車メーカー行きもあるし

針金メーカーもあるでしょう。

刃物用材料メーカーへも行きます。

じゃ。

この辺で。

また!

 

ハサミと鉄

2015 年 12 月 10 日 木曜日

「最近、骨とご無沙汰です。ホネホネ・・・・」

鉄とハサミ

こんにちは

オオタです。

私は魚が苦手でした。

なぜなら、ホネが面倒だから。

高校の同級生の須賀くんは、魚が好きでした。

須賀くんに相談したら、

「オレもホネを取るの面倒くせーよ。食うのはホネごとだよ!」

って言っていました。

なるほど。と思ってやってみたら、おいしく魚を食べることができました!

ということで、

サンマを食べるときは、小骨ごと行きます。(笑)

まったくハサミとは関係ないですね!

さ、

て、

「ハサミって、鉄で出来ていますよね。そもそも、鉄って何ですか?」

 

ゴール前の確実なスルーパスレベルの質問ありがとうございます。

そもそもっていう疑問は、意外と難しいですね。

鉄って、硬い石の仲間?なんですかね。

鉄というのは、

鉄鉱石(てっこうせき)が原料です。

鉄鉱石という石です。

この石は日本ではほとんど取れないので、輸入しています。

おもに

・ブラジル

・オーストラリア

・インド

・南アフリカ

から、

海を越えて何カ月もかけて、

大きな船に乗ってやってきます。

そして、製鉄所で鉄になります。

「ところで、製鉄所で、どうやって鉄にするんだ?」

という疑問が湧いてきました!

それは次回。

じゃあ。

また!